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海外有名VC研究!Sequoia Capital徹底分析

こんにちは、FCPの宮澤です。私は、FCPで働き始めてから、VCに対する理解(そもそもあったのかが怪しい)が日々変わっているような気がします。そんな中、少しでも自分なりの定義付けできるようにVCについてのお勉強を兼ねて海外の有名VCをこれから紹介していければと感じております。
 
では早速第一弾行きましょう!

ベンチャー、スタートアップの最先端といえば、アメリカのカルフォルニア州。サンフランシスコのシリコンバレーやメンローパークなどは言わずと知れたベンチャー激戦区となっているが、そんなベンチャー激戦区のメンローパークにHQを置いているのが今回、深堀していくVCがSequoia Capitalである。

(Sequoia Capitalのコーポレートサイトより引用)

 
会社概要
会社名:Sequoia Capital (セコイア キャピタル)
本拠地:メンローパーク,カリフォルニア州
ポートフォリオ:1225社(リード395社)
1972年にDon Valentine氏によって設立
有名投資先:Google,Apple,Uber,Alibaba,Go-Jekなど
総運用額:$14.6 Billion
Exit数:245社

(CBInightsから引用)

VCがVCを評価するVC PEER RANKINGでSequoiaは堂々たる一位を獲得している。
 
では、他社が認めるSequoiaは、どのような投資傾向があるのか見てみよう。
 
 
投資の傾向
投資分野としては、一つの分野に固執しないのがSequoia Capitalのやり方だ。
 
彼らはまず、投資先を「Consumer」と「Enterprise」の大きなセクターに分け、その後セクター分けはFinanceやMedia,Energyなど注目を浴びている分野のほぼ全てに投資を行っている。このセクターの広さ1000社以上のポートフォリオを保持するのはSequoia Capitalの他、数社のVCにしかできないことだ。
 
しかも、Sequoia Capitalの収益率はとても高く、特に国外投資では「$1に対して50セント以上のリターンがある」と言われている。
 
しかし、この投資の傾向は多くの大規模VCでは行わえれていることで、Sequoiaを1位にさせる理由にはならない。では、Sequoiaのどのような特徴が他の大規模VCを押しのける要因となってるのか見てみよう。
 
Sequoia Capitalの主な3つの特徴
今までにアップルやグーグル、ヤフーなどに投資をしてきた老舗
今となっては誰もが知っている超有名企業のある、アップル、グーグルに投資した経験というの一見普通の事に思えるかもしれないが、初期の段階からこれらの企業に目をつけ、成長する手助けをしたというのは、Sequoia Capitalの老舗ならではの功績である。
 
特にAppleは1978年から投資していた。毎日使うiPhoneやGoogle検索が普及しているのもSequoiaのサポートがあったからと言っても過言ではない。
 
世界中にオフィスがあり国際的
世界中にオフィスがあり、国外投資が得意なのものSequoiaの特徴だ。2019年現在、子会社を含め、アメリカ、イスラエル、インド、中国、香港、シンガポールにオフィスをもっている。
 

(CBInsightsより引用)

 
特に子会社化している中国のSequoia Capital Chinaは、トップのNeil Shen氏が「2018 VC PARTNER RANKINGS」で11位という子会社とは考えられない功績を持っている。
 
 
また、Sequoiaのポートフォリオを見てもGoogle、Appleなどの有名米国企業の他に、Alibaba,Go-Jekなどの国外有名企業が見られ、グローバル規模のベンチャーキャピタルである事がわかる。
 
投資額の幅が$0.05 million~$1.1 billionと柔軟
こんなにポートフォリオが大きく、国際的な規模のVCでは、大規模の投資しか行っていないのかように見られがちだ。
 
確かに、Sequoia Capitalの最大投資額は$1.1 billionと規模が大きい。しかし、彼らの最小投資額を見てみると$0.05 millionと同規模のVCに比べて、少額投資を行っている。
例えば、有名VCのBenchmarksの最低投資金額は$1 millionとなっており、投資企業もなかなか狭まってくる。
 
しかし、その規模に関係なく少額の投資も行うのもSequoia Capitalの特徴である。
 
このような特徴があるとすると確かに、Sequoia Capitalが一位である事は納得できるはずだ。そんなSequoia Capitalは今の規模でも満足せず様々な国、領域の企業に投資を増加させている。そこで、Sequoiaが投資を行った直近5社を見てみよう。
 
Sequoia Capitalが最近投資したベンチャー5社
 

(Procolateのコーポレートサイトより引用)

1.Percolate (アメリカ) $32 million
→MastercardやCiscoが使用している企業用マーケティングソフトの開発
 
 
 

Ju Shui Tanのコーポレートサイトより引用

 
 
2.聚水潭 Jushuitan (中国)$44.7 million
 →SaaSをメインに行う企業、企業用ソフトを開発している
 
 

(Rebel Foodsのコーポレートサイトより引用)

 
 
3. REBEL Foods (インド) $15.8 million
→フードデリバリーアプリを10都市で展開するベンチャー
 
 

(EkAnekのコーポレートサイトより引用)

 
 
4.EkAnek Network (インド) $10 million
→インフルエンサーネットワークやコマースプラットフォームなど便利なオンラインインフラを形成していく
 

(Altoのコーポレートサイトより引用)

 
 
5.AltoIRA (アメリカ) $2.8 million
→資産運用プログラム、自動で株や不動産に投資してくれるのが特徴
 
 
 
 
Sequoiaが注目している→上記のベンチャーを知らない人は要確認!
 
 
これらの事例を見ても、アメリカ以外にインドや中国などが目立ち、流石国際派のSequoiaという感じだ。しかし、Sequoia以外のVCでもどんどん中国、インドを中心にした国際投資が注目されている。そんな、環境の中で各VCがどのように実績を残していくか、目が離せない。
 
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