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日本のCVC紹介 第3弾

みなさん、こんにちはFCPの宮澤です!最近は雨が続き、いよいよ夏本番が近づいている気がしますね!今回は「日本のCVC紹介」第3弾ということで、第1弾と第2弾で紹介仕切れなかった、IT領域のCVCを紹介したいと思います。では、早速行きましょう!!


株式会社 ADWAYS VENTURES

株式会社ADWAYS VENTURES公式コーポレートサイトより引用

概要

スマートフォンアプリの広告事業でIPOに成功したベンチャー発の会社、ADWAYSが2011年に設立したベンチャーキャピタル。「世界中の人の”何これすげーこんなのはじめて”を生み出していく」をモットーにADWAYSのアセットをフルに活用した投資を行う。現在までに17社のExitに成功している。

投資の特徴

10年以上に渡り培ってきたインターネット関連事業に係わるノウハウ・ネットワークを最大限生かしADWAYSの事業とシナジーが見込める以下のような領域のIT関連ベンチャーへの投資を行っている。

1.AdTech

2.Web Contents

3.BizSupport

4.Commerce

5. Data Mining

6. Video

7. IOT

8.FinTech

9.VR

投資を行うステージに主な規定を設けてなく、将来双方の会社にメリットを生み出せるかという軸で投資の判断を行う。さらに投資を行った企業に対して、海外で事業を拡大している特徴を活かし投資先の海外ネットワークの確保や海外への事業展開のサポートを行っているのも大きな特徴だ。

投資を行っている企業

1. Atmoph 株式会社

(INDIEGOGOの販売サイトより引用)

地域:日本

投資開始時期:2019年4月

→様々な用途に応用が可能なスマートディスプレイ「Atmoph Window」を開発・販売する

2. WOVN.io

(WOVN.ioのコーポレートサイトより引用)

地域:日本

投資開始時期:2016年11月

→企業向けにコーポレートサイトの多言語化を可能にするサービスを提供

3. Sumally 株式会社

Sumally株式会社公式コーポレートサイトより引用

地域:日本

投資開始時期:不明

→箱に詰めて送るだけで、確認・取り出しがスマホ・PC上で行えるクラウド収納サービス「サマリーポケット」の運営

DG インキュベーション

(DG インキュベーションのコーポレートより引用)

概要

IT (Information Technology), MT (Marketing Technology), FT (Financial Technology)と三つの軸で事業を拡大する DG (Digital Garage)が2009年に創立した、ベンチャーキャピタル。日本のシードアクセラレーターの先駆けとして2010年4月より活動するなど活発に投資を行っている。今までの事業で得た、経験やノウハウをベースに全力で投資先のサポートを行う。

投資の特徴

投資分野は、IT関連としか設定しておらずブロックチェーン、バイオテクノロジーなど様々な分野のベンチャーに投資を行う。また投資ステージに関しても、シード期はDG Incubationが行うシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab」を通して、投資以外にも事業の仮説/検証サポートを実施し、アーリーからレイターに対してはDG Incubationが直接投資し、データの分析支援や採用といった企業成長に欠かせないサポートを総力をあげて提供するなど、ほぼすべてのステージに対応したシステムを確立している。投資を行う地域も柔軟に設定しており、日本と米国を中心としながらも近年では、インドやシンガポールなどアジアのベンチャーに対しても積極的な投資を行っている。

投資を行っている企業

1. 株式会社クラウドワークス

(クラウドワークスのコーポレートサイトより引用)

地域:日本

投資開始時期:2012年2月

→全世界の個人と企業がオンラインでつなぎ、仕事のマッチングから契約、支払いまですべてオンラインで完結させる、成果報酬型のマッチングサービス(クラウドソーシング)を運営

2. Go Jek

地域:インドネシア

投資開始時期:不明

→インドネシアで設立された、バイクの配車サービス。フードデリバリー以外にも家事代行サービスなどインフラを活かした様々なサービスを展開している。

3. All Turtle

(all turtlesのコーポレートサイトより引用)

地域:アメリカ

投資開始時期:2017年6月

→プロジェクトの事業化を目指す起業家が試作版から実際のプロダクトを開発するまでの指導や、バックオフィス業務を担うサービスを提供

KVP 株式会社

(KVPのコーポレートサイトより引用)

 

概要

携帯向けソリューション開発事業やコンサルティング事業など幅広くIT関連事業を展開するKLab株式会社が2015年に設立したベンチャーキャピタル。「Bring The Entrepreneurs’ Vison to Next Stage」をコンセプトにKLabのネットワークとインフラをフルに活用したハンズオン投資を行う。

投資の特徴

KVPの投資の最大の特徴は、シード期・アーリ期でのハンズオン投資だ。。多くのシード期、アーリー期のベンチャーはサービスやプロファクトをスタートすることに、様々な課題があり、なかなか事業が前に進まないことがある。そんな中、資金調達援助やマーケティング支援などに加えKVPによる投資は、KLabからの技術援助が含まれているので、シード・アーリー期のITベンチャーに特化したハンズオン投資を行っている。さらに投資を行っている分野が世界中で成長しつつあることから、投資先の海外進出援助やと起業家の海外研修支援など海外で事業を拡大することを視野に幅広い支援活動を行っている。

投資を行っている企業

1. Casie 株式会社

地域:日本

投資開始時期:2018年12月

→アーティスト活動を支える定額制絵画レンタルサービス「Casie(カシエ)」の提供

2. Buzz Reach

地域:日本

投資開始時期:2018年12月

→一般コンシューマ向け臨床試験マッチングラットフォーム「SearchMyTrial」の運営。

3. 株式会社レアリスタ

(レアリスタのコーポレートサイトより引用)

地域:日本

投資開始時期:2018年3月

→訪日外国人旅行者に役に立つ情報を1分程度の短い動画で紹介する「Dive Japan」の運営と現地の人の知識や時間を利用したディープな旅体験を提供する「airfriend(エアフレンド)」の展開


以上が、日本で活躍するIT関連のCVCでした!どのVCもITという大枠の中で、自分のもともとの事業にとらわれず、様々なテクノロジーベンチャーに投資していることがわかりました。さらに最近では、日本国内だけでなく、その投資地域をベンチャーの本場であるアメリカや最近急激な成長を遂げているアジア諸国に対して投資を行っていることを見ると、これから日本のベンチャーキャピタル業界はどんどん大きくなって行くのではないかと思います。これから、本シリーズでどんどん他業界からのCVCを紹介していくので引き続きご精読よろしくお願いします。

 

 

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